私がX-Plane11に乗り換えた理由

【2017-09-28 初版】
【2019-03-13 最終修正】

この記事も気づいたらたくさんの方にご覧頂いて、ありがたい限りです。まあまあ長い記事ですので、シンプルに記事の要点を言いますね。

  • 元々筆者は、FSXを2年半くらいプレイしてた
  • FSXからX-Plane11に乗り換えた最大の理由は、X-Plane11のグラフィック処理がスムーズに感じたから
  • とはいえ、MODが充実しているP3Dを否定するわけじゃないし、P3Dも選択肢の一つではある
  • そんな感じです。以降、なんやかんやと語りますが、良かったらお付き合いくださいませ。

    Holgi / Pixabay

    2017年6月にX-Plane11(以下XP11)を購入し、以来フライトシムをプレイする時はXP11を好んでプレイしています。いくつか有料アドオンの機体も導入して飛行し、ProjectFlyにログを残したり。

    以前はFSX:SEを愛用していて、2-3年はFSX/Prepar3d用の有料アドオンも多く購入してプレイしていましたし、それで満足していました。その時期にXPのデモ版をやっても「なんだこれ」と思ったのも事実です。でも今は断然XP11派になりました。どちらがお勧めかと言われれば、安く手に入るFSX:SEよりもXP11を自信をもってお勧めできます。

    まず最初に明記しておきますが、以下に書くことはあくまで筆者の好みです。どれが絶対だとか、どのタイトルを否定するという意図はありません。特に海外のフライトシマーは、両方プレイしている方も多いですし、どちらの系列にもポジティブな点があります。

    別の記事でも触れているんですが、筆者はカジュアルなフライトシマーです。好きな時に好きなように、なるべくストレスなく旅客機を飛ばしたい。そういうスタンスでプレイしていますので、本格的なルールやより本物に近づけて、というよりは、楽しくプレイしたいという方が勝っています。そういう視点からXP11のメリットを挙げたいと思います。

    ということで、当記事では、筆者がなぜFSX:SEの後継であるPrepar3d(以下P3D)を購入せずにXP11に行ったか、どうしてFSX:SEをプレイしなくなったかも含め、3つの理由を挙げていきます。

    FPSの体感がFSXよりも良い

    筆者の中で最たる理由がこれです。32bitアプリケーションとネイティブの64bitアプリケーションの違いでもあるので、ある種当然の結果なんですが、他にも、FSXとP3Dでも共通しているシーナリーの読み込みにもあると感じています。

    【2017-09-29当項追記】
    参考がてら、執筆時点での筆者のPCのスペックを書いておきます。

    CPU Intel Core i7-4770 3.40GHz
    GPU NVIDIA GeForceGTX 960 4GB
    Memory 16GB
    HDD 4TB (2TB+2TB)
    Display 22inch, 23inch

    例えば、両タイトルで20FPS以下のエリアにさしかかったとします。FSXは明らかにカクつきの間隔が長く、切り絵のようになってしまうのに対し、XP11はカクつく間隔が短いんです。詳しいことは分かりませんが、フレームレートの処理がいいんだと思います。P3Dに関しては、筆者が所持していないので何ともいえないところですが、TwitchやYoutubeでハイスペック環境で60FPS配信をされているP3D配信者の方のカクつき方を見ても、FSXと共通する部分も多く、あまり好きではないんです。これはプレイする側の好みですので、僕があまり好きじゃないっていうだけなんですけどね。

    FPSといえば、他にも面白い点があります。FSX系が5000ft以下の都市部や栄えた街でFPSがみるみる下がるのに対して、XP11は10000ftからクルーズFLあたりの山脈や山肌のテクスチャ周辺で特に下がります。恐らく次のエリアのシーナリーの読み込みをするエリアなんだと思います。10000ft以下になるとあまり目立って下がりません。ですので、計器操作中にカクカクすることがあまりないんですね。あと、都市部に空港がある場合って結構多いでしょ。離陸あるいは着陸、アプローチするたびにカクカクなっていくよりは、ある程度上の高度での山肌でFPSが下がってくれたほうがゲームとして好感触なんです。離陸や着陸って、一番プレイヤーが画面にフォーカスしますからね。

    blickpixel / Pixabay

    といった感じで、トータルで見てXP11のグラフィック関連の処理が好きという理由です。

    デフォルトのシーナリーの満足度が高い

    筆者のXP11環境は、一部のフリーシーナリーを導入しているのを除いてほぼデフォルトです。この状態でも結構満足度が高いんです。夜間などは特に。特に何も入れなくてもキレイという点は、これからプレイされる方にはポジティブな点かと思います。各空港の滑走路に関しても、ある程度新しめの空港データですし、新滑走路が出来た空港なんかもほぼそれをカバー出来ています。

    滑走路といえば、XP11はデフォルトで空港によって滑走路のバンピーさが結構違うのも特徴です。

    アドオンの種類が少なく、選択肢が限られる

    有料無料に関わらず、XP11のアドオンは少ないです。これはFSX系と比べるとある種ネガティブな面ではあるんですが、裏を返すと、フライトシムに興味を持ち始めている方に勧めやすい、紹介しやすいというのがあります。有料アドオンでも、どれがいいかというのがフォーカスしやすい。ということは、トータルの出費が抑えられて、飽きてプレイしなくなってもそこまで痛手がないんですよね。

    ですので、がっつりAviationファンって方でなくても、XP11は色んな意味で敷居が低いけど意外と満足度は高い可能性はある、といった感じでしょうか。

    実際のプレイ動画

    じゃあ実際プレイしている所はどんな感じ?ってことで、筆者の着陸時の動画をコックピット、リプレイ両方を動画にまとめてみました。使用しているのは、Changi AirportアドオンとB738 Zibo Mod、B738用のサウンドMODです。どれも無料で公開されているもの。

    B738 Zibo Modの操作感は、デフォルトのB738とは比べ物になりません。AudioBird氏のサウンドMODも然り(着陸後のクルーの音声もこのMODのものです)。ぶっちゃけ、この機体とサウンドのコンビネーションがあれば一生遊べると言っていいくらい、よく出来ています。筆者としてはAirbus機ファンではありますが、このB738を飛ばしている時はとっても楽しい。興味のある方は触れてみてはいかがでしょうか。下記の筆者配信では、2018年6月現在の最新版Zibo Modを飛ばしてます。上記と比べるとコックピットのディテールがだいぶ上がっていますね。

    まとめ

    筆者のように、かなりカジュアルでかつより多く飛ばしたいというフライトシマーは、特に日本では少ないかもしれません。X-Planeプレイヤーが少ない日本ではありますが、一方で、ちょっと興味があって航空ルールとかとりあえず置いておいて気楽にプレイしたいって方の割合は、思っているより多いのではないでしょうか。今のところ、筆者から見てそういった方にトータルでおすすめできるタイトルはX-Plane11かなって。これが楽しいと感じて、後にアドオンの充実しているP3Dに移行するのもアリだと思いますし、両方プレイするのもいいでしょう。

    先述した通り、X-PlaneはFSX系からすると独特な操作感です。FSX系を長くやっておられる方からすると「ちょっとなぁ」と感じられるのはごもっとも。結局のところ、どういう操作感が好きか、そしてどういう景色の感じが好きかになってきますので、デモ版をプレイしてみて好感触であれば、購入を検討してみてください。

    John_H / Pixabay

    元々レースゲームタイトルからPCゲームに足を踏み入れた筆者は、フライトシミュレーターに関しては素人です。だから、いろんな項目を比較して、かつ先入観なしで選べたのは良かったです。

    フライトシム関連のWeb等を見ていると、稀にX-Plane10時代のグラフィック処理を持ち出して「XPは重いからやめておけ」と書いておられる方も多く見受けられます。そう仰る方々が紹介する動画を見ると、グラフィック処理の軽いP3Dですら切り絵状態なんですよね。正直、それだったらまだXP11で最低グラフィックで飛んだほうがスムーズだし、負荷も少ないです。CPU、GPUへの負荷分散はXP11になってだいぶ改善していますので。ちょっとしか知らないのに全てを知った書き方というのは、あまりいい気持ちはしません。紹介サイトや紹介記事はあくまで基準の一つ。一見客観的に見えても、それぞれ「FSXが好き」「P3Dが好き」「XPが好き」という視点ありきで書かれています。これから選ばれる方は、そういったバイアスなしで、自分の環境と嗜好に合いそうなタイトルを選んでください。

    先述のように、現状の選択肢の一つP3Dと両方プレイされるというのもいいと思います。無理にどちらかを取るか決める必要もないですし。

    VATSIM(ATCを本物の航空ルールに則ってボランティアプレイヤーの方が管制官をやっているアドオン)を導入している方ですと、XPを使っている方は4割くらいいらっしゃいます。ある海外のフライトシマーの配信の際に「XPは長距離フライトにいい。FPSも安定してるしね」と仰っていました。VATSIMを導入せずとも、筆者のようにオフラインで長距離フライトが好きな方もいらっしゃると思います。環境にもよると思いますが、ミドルレンジのタワーPCを使用している筆者の環境では、XP11で6時間くらい飛行していてもとても安定していますし、負荷もずっと高いわけではなく、筆者のPCでは5割くらいの負荷で動いてくれるというのがX-Plane11の特徴の一つです。

    そうそう。当記事では、あえてそれぞれのソフトの価格は比較せず、それ以外の面を重視して比較しました。高いと思われることが多いP3Dですが、これも見方ひとつ。一方でかゆい所に手が届くようなアドオンが充実しているのはP3Dですから。一長一短です。

    どちらがリアルかという観点や論争もまれに見ますが、これも個人的には全く意味がないと思います。レースゲームで言うとrFactorシリーズとAssetto Corsaどちらがリアルか的なこと。大多数の方は実生活でパイロットじゃないし。あくまでいちゲーム、いちタイトルとしてのトータルの好み。筆者が重視するのはそこです。ついでに言うと、日本国内のP3Dプレイヤーである程度の頻度でフライトされている方っていうのは意外と少数なんです。ゲームとして楽しむというより、検証を楽しんでおられる方が多いというか。筆者は難しい、ややこしいことは置いておいて、とにかく気持ちよく飛びたいんですよね。

    なぜか日本のフライトシムコミュニティの一部の方は、P3DかXP11のどちらか一方に絞りたがる傾向にあるし、無意味で堂々巡りな論争も某所で見かけます。情報ハブにしても、以前から他の各国版がどちらのタイトルも取り上げているのに日本版は違います。先述の通り、筆者はフライトシムからPCゲームをやり始めたわけではないので、日本の動向を詳しく追いかけるくらいなら各国版を見るし、みんなで一緒に検証しましょう的な空気も好きじゃないです。どっちも良さがあってそうでない所もある。どれを取るか、両方取るかは各個人の判断でOKでしょ。

    何でもそうですが、ネガを探し始めるとキリがないですから。それよりは、それぞれのいい面を天秤にかける方が楽しいですからね。シミュレーターといえどゲームはゲーム。各々が楽しいと思うタイトルをこれからも楽しんでいきたいですね。

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    つテ(tsute2)

    当サイト管理者。2005年から2017年までRBR関係の記事・ページを執筆していました。2018年以降はRBR以外のことを書いていこうと思います。