RBRのこれからについて。

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【2016-02-24 記事初版】
【2021-09-17 一部修正】


気付けば発売から長い時間が経ったRichard Burns Rally(以下RBR)。初版2016年現在からみたRBRの今までのことと今後の展望的なものを書いてみたいと思います。尚、当記事ならびに当ブログはPC版について記述しています。

RBRの後継タイトルは出ないの?

まずありません。発売元も開発元ももう存在しないからです

2004年のRBRの発売後しばらくして、製作元にゴタゴタがあって製作チームは解散しました。その後、発売元も消滅という何とも悲運な運命をたどった経緯があるんです。2008年くらいまでは有名な話ではあったんですが、2010年以降にプレイされた方でこのエピソードを知っておられる方は限られるのかも知れません。

それでも仕方がないくらい時間が流れていますので、そんなことがあった、くらいに認識して頂ければと思います。とりあえず同じ開発チーム、同じ販売元から後継タイトルはあり得ないってことです。

この先、似たようなコンセプトで懐の深いラリーシミュレーターは出るかも知れないです。

2016年現在だとDirt Rallyシリーズは収録車種も多く、これからラリーシミュレーターに触れるという方にオススメ出来るいいタイトルだと思います。また、2016年現在、他にも数多くの新しいレースシミュレーターが出ており、RBRは他のタイトルと比べるとMOD導入にクセがあるのは否めません。

そんなタイトルにも関わらず、RBRはMODも充実して長くプレイされています。ここ数年の動きですと、Next Generation Physics(以下NGP)の登場は大きかったですね。

とりわけアドオンカー製作者のみなさんの肩の荷が下りたような気がします。それまではPhysicsも自分たちで編集しなきゃならなかったのが、車さえ作ればNGP開発者であるWorkerBeeさんが大体やってくれますし。NGPはRSRBRやRBRTMといった各オンラインMODにも採用され、さらなる広がりをみせています(RBR-Worldは未確認)。

その他にも、日本人の方を始め世界のRBR向けMOD製作者は、2018年頃までアドオンカー製作者を中心にコンスタントに活動されていました。多岐にわたる楽しみ方が出来るのは、皮肉にも制作会社がなくなった今だからこそなのかも知れません。

ちなみに当記事を書こうと思ったのは、”RBR(Richard Burns Rally) 後継”という検索クエリがRBR界隈では上位に来ていたからというのもあります。

今ってパッケージ版のRBRは手に入るの?

CD-ROM, DVD-ROMの正規の販売ルートは確認していません。

前述のとおり販売元も消滅していますので、追加プレスが出来ません。以降パッケージ版を入手するにはオークションかeBayなど個人or企業の中古販売に頼るしかないでしょう。

2015年3月くらいにイギリスのサイトで行われていたダウンロード販売も、昨年末に確認したところ打ち切られました(むしろそれまでよくやってくれてたなと…)。ですので、いよいよ正規に手に入れるのは困難となっています。これから購入を考えられる方はヤフオクやeBay、各種オンラインショップなどをご利用されることになると思いますが、その際はくれぐれもトラブルにご注意ください。

また、過去にCD-ROMやDVD-ROMで購入された方は、ISO化してバックアップを取っておくことをおすすめします。

なんとかプレイすることは出来ないの?

2021年現在、RBRProというアドオンを使用することにより可能です。

これは、RBRそのものをプログラムに組み込み、追加コースや追加車種、各種最適化MODなど全部入りで配布しているトータルアドオンです。

筆者は2021年現在RBRそのものをプレイしていませんので、詳しくは分かりかねますが、プロフィール登録することでドネーション(寄付)が可能になり、使用できる機能の制限が取れるらしいです。

日本人のRBRプレイヤー、ANERONさんがRBRProについて詳しくご自身のブログで触れてらっしゃいますので、ご参照ください。

元々有償のタイトルであったRBRそのものが入っていることについて、様々な意見があるとは思います。筆者自身は、RBR自体がアバンドンウェアになっているということもあり、ベストな選択肢の一つではないかな、と良い印象をもっています。

また、RBR-HuもRBRProと似たようなRBR込みのトータルアドオンです。このアドオンに関しては筆者がRBRをプレイしなくなってから知ったのもあり、詳しくは存じ上げません。

この先Windowsでプレイできなくならない?

プレイできなくなる可能性の方が高いでしょう。今のところWindows10で動作はしているので、すぐにというわけではありませんが。

愛好者の1人として、この先Windowsのバージョンが上がってもずっとプレイしたいというのは勿論ありますが、一方で、2004年発売ということはRBRが開発され始めた時期は少なくともその2-3年前。コーディングもグラフィック処理もとても古いものです。

もしかすると、ずっと未来のWindowsでは、現在のWindowsで使われているDirectXという規格自体がなくなるかもしれません。仮にそうなると一気にアクティブプレイヤーは減るでしょう。幸いWindowsは互換性に優れたOSですので、何らかの形でプレイ出来るかも知れませんが、いつかは…というのが現実的な見方かと思われます。

MODってどこかのサイトにまとまってる?

これは永遠の課題ですよね…既にRBRをお持ちの方からはよくそういった声を伺います。2010年頃までと記憶していますが、様々なレースシムのMODのポータルサイトとして「Blackhole Motorsports(以下BHMS)」があり、RBRのアドオンやMODも殆どがそこで公開されていました。

このサイトが閉鎖された際には大変な目に遭われたプレイヤーならびにMOD製作者の方もいらっしゃるでしょう。現在のようにSteamでのWorkshopなどがない時代のゲームですので、BHMS閉鎖後のMOD収集は困難を極めました。

Blackhole Motorsports閉鎖については、Tommi-TAGさんという方が2011年のブログ記事に簡単な経緯を書いてらっしゃいます。(パスワード保護ありですが、日本の方なら分かるものです)同ページ内にはWeb Archivesへのリンクもありますので、興味のある方は来訪してみてください。一部ファイルはダウンロード可能です。

オフラインで走ることを前提にされておられる方への解決法としては、一つ一つ探すor落としていくのではなく、RBRPro等のトータルアドオンのファイルを一通り落とすのがいいかと思われます(サイト上の登録が必要なものもあります)。

この2つはアドオンカー、追加コース、サウンド関連等のファイルがほぼ全て含まれています。オンラインMODではありますが、エントリーするつもりのない方もRBRのMODファイルの集まりとしてダウンロードして損はないかと思われます。2009年以前に公開された車種も一部含まれています(公開当時のオリジナルファイルではない場合が多いですが)。

ダウンロードしたファイルをバニラのRBRに少しずつ追加して構築するのもありだし、落としたものをそのままプレイするのも勿論あり。筆者は主にRBRTMにエントリーすることを前提にRBRを構築していますので、主にアドオンカーのサウンドファイルをちょこちょこ拝借しています。

また、初めてやる方や久々にRBRをインストールした方を対象に執筆した記事が以下のものです。よろしければご活用くださいませ。

[RBR]初めてor久々にRBRをやる時にやっておくとラクなこと[パッケージ版用]

まとめ

【2021-09-17 追記】
2021年現在の状況を踏まえて簡単にまとめますと、

  • RBRの続編が出ることはない。
  • パッケージ版の正規販売ルートは存在せず、オークションやeBay、フリマサイトの出品者に頼るしかない状況。
  • MODの開発は、海外の有志を中心に2021年現在もゆったりと続いている。国内では、アドオンカー製作者がいらっしゃいますが、2021年現在はRBRをメインタイトルとされている方は少ない印象。
  • MODのポータルサイトは存在しない。気になったら個々のサイトを検索して訪問するしかない状況。
  • RBR Tournaments(RBRCZ), RBRProなどオンラインMODに追加コース、追加車種がまとまって入っている。それぞれのアドオンは一部を除きオフラインでも走行可。

このような感じになります。筆者自身、海外の各RBRのコミュニティが存続していることや、MOD製作者がコンスタントに車種やトラックを追加してくださっているのは、奇跡に近いと感じています。その理由の一つは、昨今のタイトルで一般的なDLCのような形式ではなく、あくまで気が向いたら寄付してね、くらいのボランティアで製作されている方が殆どだからです。

昨今、国内外ともにどのようなゲームにおいても、100%ボランティアでのMOD製作をされている方というのは少なくなってきています。RBRに関しても、この先はどうなるか分かりませんし、例えば、NGP作者のWorkerBee氏がどれだけアドオンカーのPhysics編集に携わってくださるかも分かりません。

発売から10年以上経った今も、有志の方のおかげでこれだけアップデートが続いているのは、決して当たり前のことではないということを、これをお読みになっている方にご理解頂きたいことです。例えば、RBRコミュニティの大手の一つ、ドイツのGVRCも「サイト存続のための寄付を集めています。気が向いたらでいいので、してくださる方は管理者までご連絡を」という旨のポストを確認していますし、どのサイト、どのコミュニティ、そしてどのMODがいつ終了・閉鎖されてもおかしくないということは念頭に置いておかなければなりません。

RBRをプレイしたい時に、未だにMODがそこにあることは、結構すごいことです。気が向いたらでいいので、以下をお読みになって、各MOD製作者の方へのサポート方法について考えてみてくださいませ。

アドオン製作者様などへのサポート方法

ここで、今までお世話になった方でサポート方法を表明されている方のリンクを紹介します。投げ銭、ファンレター、別タイトルのアドオン購入等様々な方法で製作者様をサポート出来ます。ぜひ感謝の気持ちを行動で示して頂ければと存じます。

kazuma76さん [Paypal.me] [BOOTH] [Ofuse.me]

しぇんしぇえさん [Paypal.me] [Ofuse.me]


とまあ、元RBRプレイヤーからの大まかな現在の状況とこれからの展望でした。

当サイトのメインコンテンツであるRBR Tipsを始め、RBR関連の記事の現在と今後の展望も以下の記事に執筆しましたので、よろしければそちらもお読み頂ければ幸いです。

【重要】当サイト内のRBR関係のコンテンツにつきまして [2018年以降版]

つテ(tsute2)

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