ゲームコミュニティ・MOD製作者へのサポートのあり方について

2記事くらいに分けて、ずっと頭のなかにあって書きたかったこと、とりわけ当記事のタイトルのようなことを執筆していこうと思います。

今回は、昨今の他タイトルにも増えてきたDLCなどの有料コンテンツについて、そして、長年RBRに貢献されているMOD職人の方々へのサポートということに関して、筆者個人の意見を書いておきます。結論から言って、有料MOD、寄付とも大賛成です。

もしかすると、10年ほど前からレースシムをされている方には、買い切り型が一般的でしたので、DLC的なアプローチが苦手な方もいらっしゃるかもしれません。そういった方へ、じゃあどうやってサポートするの?とあえて言いたいです。お金でサポートせずに継続してMODがリリースされるとか、続編が出るとかそんな虫の良い話はありません。

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善意と時間


公式非公式に関わらず追加の車種を作られる方、またはトラック作成をされている方、ユーティリティ関連ツールを作成されている方全般に言えるのは、有限な時間を割いて作って頂いているんですよね。海外のMOD作成者の中には、サイトにPaypal等の寄付バナーを設置されている方や、Readmeファイルの中に寄付を求める方は多いですが、日本では一般的ではありません。

というよりも。

日本において、ゲームクリエイターやゲーム配信(実況)者、MOD製作者を金銭でサポートするのは違和感を覚えるという方のほうが多いのではないでしょうか。でも、筆者はもうそろそろ「好きでやってるんだから」的な考えはちょっとどうかな、と思っています。

RBRにおける状況、他のゲームにおける状況


特に、日本のRBRのMOD製作者には直接間接問わず感謝の対価を払える手段がないに等しいのが現状という、何とももどかしい状態です。勿論、製作者からすれば、作った車で走ってくれるのは嬉しいことだとはよく伺いますが、一方で、プレイヤー側からすると何かしら他のことでも恩返ししたくありませんか?

その点、特にフライトシミュレーターではきっちりお金の流れが出来ています。結果、著名なメーカーのチームが有料MODを作ってプレイヤーの満足度を上げてきたという歴史もあります。そして、そういったメーカーのおかげで個人レベルで製作するMODの質も大幅に上がるんですよね。

筆者の体験


2008年から2011年頃、今のTwitchなどが出てくる前、筆者はあるツールを使ってRBR配信をよくやっていました。ちょうど、レースシム界隈で配信がとても流行っていた時期、自分も波に乗りました。そこで初めて交流を始めた方も数多くいらっしゃいます。今でもTwitterでつながっている方も。それがきっかけで実際にお会い出来た方なんかも。

その場所では、RBRだけでなく、不定期に音楽配信もやっていました。ちょうど自身名義のアルバムを出したいと思っていた時期で、リプレイ配信でもアルバム収録曲を流していたり。配信だけでなく、実際に筆者が参加したショーケースライブにも来てくださった方もいらっしゃって、その時の感謝と思い出は今も色あせていません。

2011年、アルバムが無事リリースされました。iTunes StoreとAmazon MP3でリリースしたのですが、Amazon MP3の方では総合3位・ジャンル別ではなんと1位の売上を獲得しました。この実績は、他ならぬRBR配信を通じて交流できた方々が真っ先に購入してくださったからに他なりません。購入や視聴の際にSNSでシェアしてくださった方も多くいらっしゃって、感謝してもしきれません。

そこでわかったのは、どこで配信してようが、どういう形で活動をしてようが、サポートしてくださるという意思を持った方はいらっしゃるということ。1回や数回だけでなく、臆さずに誠意をもって継続してやっていると、きっちりサポートしてくださいます。

Prawny / Pixabay



長くMOD製作をされている方や、何かしらのシリーズ戦を長期間主催されている方も、堂々と「何らかの形でサポートしてほしい」と言ってもいいと思っています。

逆に、謙遜でも「へっぽこ配信ですから」など、ちょっと後ろ向きと取れる発言を続けている配信はみんな見なくなります。見てて気持ちいいものでもないですから。

善意を踏みにじらないで


2017年現在、RBRに関する様々なMODを無償で作って頂けるのは、はっきり言って奇跡に近いです。MODだけではないです。RBRに関わらず、色んなタイトルで国内外問わず無償参加できるシリーズ戦を主催しておられる方もそう。定期的に企画して、ラリーを立てて、サイトを更新して。他のレースシムであれば、レースサーバーを建ててプロモーションして結果をアップして…。これらはとてもすごい事だと思います。

一部のタイトルで昨今、そういう善意を平気で踏みにじるような言動をする輩が出てきているようで本当に残念でなりません。そういった輩がコミュニティ全体の衰退の原因にもなり得ることもありますから。かつて存在したレースシムMODのポータルサイトは、MOD作成者のみならず、サイト運営者の善意をも踏みにじるような書き込みが重なったことが原因の一つとなり、閉鎖に追い込まれました。

そこに当たり前にMODがアップされているということは、誰かの善意であることを忘れないでください。シリーズ戦をはじめ、気軽に参加できるオンラインラリーや、レースサーバーがあるのも誰かの善意の賜物です。

johnhain / Pixabay



ゲーマーの一人として、何かしらのサポートを考えることは、今後の日本のゲームコミュニティ(たとえ小規模なものであっても)の継続と発展に寄与する…そんな気がします。

さて、当記事に続く記事では、じゃあ実際にどうやってサポートする手段があるのかについて執筆しようと思います。

つテ(tsute2)

つテ(tsute2)

当サイト管理者。主にRichard Burns Rally関連の記事を書いています。オンラインプラグインのRBR Tournamentsの記事が中心です。